関連トピック
著書『生命は、宇宙のどこで生まれたのか』に関連する話題を掲載しています。
印刷後の話題も掲載していますから、別の観点からさらに興味を深めていただけるかもしれません。
本書では、宇宙の科学の基本的な考え方、科学的な感覚について整理していますから、最新の話題をいっそう楽しんでいただける一助になれば幸いです。
本書の印刷後の天文現象
2012年は天文現象に恵まれた年になりそうです。
- 2012年8月14日の「金星食」は月が金星を隠す現象です。14日の早朝、午前2時半過ぎぐらいから隠され始め、1時間ぐらい後に再び現れます。金星は1分ほどかけて少しずつ隠されていきます。一瞬で消えるわけではありません。出現するときも同様です。なお、月や惑星の起源については
⇒ 本書 第2章:星と惑星の生まれた場所 - 2012年6月6日の「金星の太陽面通過(日面経過)」は金星が太陽面を横切る現象です。6月6日の午前7時過ぎに太陽を横切り始め、午後2時前に離れていきます(終わります)。半日以上かけて太陽の前を横切るわけです。今回の太陽面通過は21世紀では最後の機会となります。
また、太陽を横切り始めるときと、太陽から離れ始めるときに「ブラック・ドロップ現象」と呼ばれる珍しい現象が観測できるかもしれません。金星の影や太陽の縁の形状が変化して見える現象です。なお、太陽系の起源や惑星の生まれ方については
⇒ 本書 第2章:星と惑星の生まれた場所 - 2012年6月4日には「部分月食」が起こります。月が地球の影に入り、月が欠けて見えます。月がどうやって生まれたのか、地球がどのようにして生まれたのか、については
⇒ 本書 第2章:星と惑星の生まれた場所 - また、地球や太陽系の起源については
⇒ 本書 第4章:なぜ地球の生命はすべて「左手型アミノ酸」でできているのか - 2012年5月21日の「金環日食」は太陽が月に隠される現象です。その結果、リングのように見えます。太陽がどうやって生まれるのか、月の誕生については
⇒ 本書 第2章:星と惑星の生まれた場所
本書の印刷後のプレスリリース
- すばる望遠鏡により観測された、惑星が誕生する現場の鮮明な画像の研究の背景については
⇒ 本書 第2章:星と惑星の生まれた場所
※国立天文台プレスリリース「世界で最も鮮明な惑星誕生現場の画像 ~巨大惑星が描く円盤の模様を写す~」など
本書の印刷前のプレスリリース
- 国立天文台プレスリリース 「宇宙の特殊な光から地球上の生命の起源に新知見」 については
⇒ 本書 第4章:なぜ地球の生命はすべて「左手型アミノ酸」でできているのか
『生命は、宇宙のどこで生まれたのか』
著者: 福江 翼 発行所: 祥伝社
祥伝社新書 229
ISBN-13: 978-4-396-11229-5
宇宙や生命、生命の起源の話題について、わかりやすい解説に努めました